2023年春場所に十両優勝した逸ノ城が電撃引退を発表しました。原因は立って歩けないほどの腰痛とのことですが、親方との確執も関係しているのではないかと言われています。
腰の手術を終え、十両優勝で幕内復帰が決まったばかり、今後ますます面白い取り組みを見せてくれると期待が大きかった力士ですし、イチコ・イチ君の愛称で親しまれた逸ノ城関の急な引退は衝撃ですよね。
親方との確執が取り沙汰される原因と、逸ノ城の今後についての情報をまとめます。
逸ノ城の引退理由に親方との確執問題はある?
【逸ノ城が電撃引退へ 腰痛限界】https://t.co/pgD8IsCxup
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 3, 2023
逸ノ城と親方である湊親方(元湊富士)の間に確執があると言われる主な原因は、年寄名跡の譲渡に関するトラブルや、お酒への依存やお酒に関するトラブル、親方に対する態度や実際の素行にあるようです。
年寄名跡の譲渡に関するトラブルとは?
モンゴル出身の逸ノ城関、2022年には、日本国籍を取得し湊親方の本名である「三浦」姓を名乗ることになりました。
今後は逸ノ城関が湊親方の名跡を譲り受け、部屋を継ぐとみられていましたが、その譲渡謝礼金(逸ノ城関が湊親方に支払うもの)の額をめぐって対立があったようです。
逸ノ城関は、湊親方が高額な謝礼金を要求していると主張していたようですが、名跡譲渡は当事者間の交渉に委ねられているため、はっきりとした真相はわかっていません。
また、お酒に関する過去の出来事としては、以下のようなものがありました。
- 湊親方の奥様である女将に対する暴力疑惑
- 飲酒でのトラブルや稽古ドタキャン
- コロナ禍での無断外出→処分(一場所休場)
①湊部屋女将に対する暴力疑惑とは?
逸ノ城の酒癖の悪さを危惧し、飲みに出歩く際に同席していたという女将さん。店員や他の客とのトラブルを間に入って止めようとした女将さんを殴打した疑いが週刊誌で報道されました。刑事事件には至りませんでしたが、相撲協会では大きな問題として事情聴取などがありました。
②飲酒でのトラブルや稽古ドタキャン
前述の通り、お酒が入ると普段の温厚な性格から豹変するという逸ノ城関。その酒癖の悪さから親方からは一人暮らしを長らく許されず、門限を破って飲み歩き、湊親方に叱責されることもあったそう。
一時、カウンセリングを受けて禁酒し、減量にも成功して一人暮らしを始めた逸ノ城関でしたが、2022年には飲酒の末稽古を無断欠勤したり、親方と連絡がとれなくなる、相撲協会のYouTube番組をドタキャンするなど、素行の悪さで湊親方も手を焼く状態だったようです。
親方からの注意を受けた逸ノ城関は、逆に、「弁護士を通してじゃないと親方と話をしない」と宣言し、親方は協会に相談するという事態になっていました。
③コロナ禍での無断外出→処分(一場所休場)
2020年と2021年のコロナ禍において、日本相撲協会の指針に反し無断で外出・飲酒したことが発覚し、2023年の初場所が出場停止となりました。
逸ノ城関引退後はモンゴルへ帰国?
引退後の逸ノ城関がどのように過ごすのか、モンゴルへ帰るのかは報道されていません。
日本国籍を取得している逸ノ城関ですが、年寄名跡を取得しておらず、親方として残ることはできない=各界からは完全引退のようです。
モンゴル帰国の可能性もありますが、腰痛もあるため、遊牧生活は難しそうですよね。今後の情報があり次第、追記していきたいと思います。